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論文

定期船ADCPによるsemi-regular samplingデータを用いた調和解析手法の検討; 津軽海峡東口における潮流と残差流の評価

黒田 寛*; 磯田 豊*; 大西 光代*; 岩橋 雅行*; 佐藤 千鶴*; 中山 智治*; 伊藤 集通; 伊勢田 賢一*; 西澤 慶介*; 島 茂樹*; et al.

海の研究, 13(6), p.553 - 564, 2004/11

定期船ADCP流速データを用いて、黒田・磯田(2004)が提案した年周期変動成分に関する調和解析上の注意点に基づき、津軽海峡東口周辺における潮流と残差流(年周期変動)成分を見積もった。調和解析上の最大の問題点は、日単位のデータサンプリングによりK1とP1分潮からSa分潮と同じ周期のエイリアシングが生じるため、K1, P1, Saの3分潮を同時に分離することが不可能なことである。まず、Sa, K1の2分潮を選択し、O1, M2, Q1, N2の4分潮を加えて調和解析を行った結果、空間的に安定し、卓越したK1分潮流を見積もることができた。しかし、平衡潮汐におけるK1とP1分潮の振幅比(約0.3)から推測して、K1分潮流の卓越は同時に、除外したP1分潮流の年周期変動成分に対する影響も無視できないことを意味する。そこで、津軽海峡東口周辺の検潮所におけるK1とP1分潮の潮位の振幅比と位相差の関係を潮流に仮定した調和解析を再び行い、過去に行われた係留流速観測結果に近いK1分潮流の調和定数を得ることができた。このような潮流成分の見積もり方法によって、津軽海峡内における年周期変動を提示することが初めて可能となった。

口頭

超音波流速計で測定された津軽海峡の海流データの整備

川村 英之; 広瀬 直毅*; 中山 智治*; 伊藤 集通

no journal, , 

本研究では、1999年10月から2008年1月の期間において、日本原子力研究開発機構が津軽海峡を航行するフェリーに設置した超音波流速計で測定した海流データを整備した。津軽海峡における海流の特徴を把握することは、周辺に立地する原子力施設等から放出される放射性物質の海洋中移行の予測や津軽海峡に卓越する津軽暖流の特徴の解明等に役立つと考えられる。本研究で作成したデータベースは、日毎のデータファイルから構成されており、1999年10月から2008年1月まで合計2,211のデータファイルが格納されている。データファイルは、Ocean Data View (ODV) spreadsheetの形式に基づいて整備されており、海流の流速の東西・南北成分やデータの品質フラグ等が記録されている。データ取得率に関しては、冬季ではデータが欠損している期間が比較的多かったが、夏季には安定してデータが取得されたことを確認した。また、データを解析した結果、津軽海峡の中央部には津軽暖流に伴う強い東向きの流れが卓越していたことを確認し、本データベースを詳細に解析することで、津軽暖流の物理的メカニズムを解明することが期待できる。今後は、作成したデータベースが広く利用されることで、海洋学的な発見やデータベースの品質向上が期待される。

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